高血圧 危険度チェック で自分の血圧が危険水域にないかどうか自己チェックしてみましょう。何度もいいますが、高血圧症になると、脳血管が壊死する脳出血をはじめ、いわゆる脳軟化である脳梗塞、脳底部の動脈瘤の病気、くも膜下出血などをひきおこしやすくなります。
心肥大や冠状動脈硬化、狭心症、心筋梗塞などの危険な病気をおこしやすくなります。 高血圧が長期化すると、腎臓障害を併発しやすくなります。
本態性高血圧 は、生活の仕方によって、発症や進みぐあいを遅らせることができたり、逆に 脳卒中 を起こす危険度が高くなることもあります。
あなたの生活はどうでしょうか。 高血圧 はかなり高くならないと自覚症状がでてこないので注意が必要です。血圧が高い と言われたら注意深く生活習慣、食習慣、運動習慣を変えていかなければいけません。
- 1.頭痛 めまい 耳鳴り 肩こり 手足のしびれ などはありませんか?
- 日本医科大学の研究によるとこれらの自覚症状のある人はない人に比べて脳出血も脳梗塞も起こしやすいとの結果がでています。
- 2.夜中に何度もトイレに行さませんか?
- 夜間トイレに起きる回数が0~1回のグループでは脳出血の発生率が2.0% 、脳梗塞の発生率が2.4%なのに対し、2〜3回のグループでは発生率がこれより高くなり、4回以上になると脳出血20% 、脳梗塞26.7%と、かなり高くなると報告されています。
- 3.深酒をしていませんか?
- 少量のアルコールは、動脈硬化を抑、え心血管障害の予防面からみると、好ましいほうに働きます。
- ふだんあまりお酒を飲まない人が飲むと、いったん血圧が少し上がったあとで、低下します。 しかし、アルコールの代謝産物や、軽い脱水の影響で、脱が速くなったり、不整脈が出ることもあります。研究でも、多量の飲酒は脳出血や脳梗茎を起こしやすくするとの結果が出ています。
- 4.勤勉で、休むと罪悪感や不安感にさ
いなまれませんか?
- ストレスの発散がへたな人は、 心筋棟塞 や 脳卒中 になりやすいことがわかっています。
- 久留米大学・田中正敏教授らの研究では、ストレスを受けたシロネズミのうち、ストレスの解消法として箸をかませたグループと、何も解消法を与えられなかったグループをくらべると、ストレスによって分泌されたノルアドレナリンは、ストレス解消法を与えられなかったグループにだけ異常にふえたとの結果が出ています。
- ご存じのように、ノルアドレナリンは血管を収縮させるホルモンです。これ以外にも、塩分のとりすぎ、肥満、運動不足、喫煙などが高血圧によくないことは言うまでもありません。