2015年3月21日土曜日

高齢者の場合、降圧目標は少し異なる

高齢者は個人差が大きく、暦年数よりも生理的年齢を重視します。医師は、患者さんの年齢や腎臓障害、脳の動脈硬化の進行ぐあいなども考慮に入れて、総合的な判断のもとで降圧目標を決めます。
このため数値にも余裕をたせてあるのが一般的です。
特に高齢者の場合には、腎臓や脳の動脈系に多少なりとも動脈硬化をおこしているので、血液を流す原動力である血圧を下げること自体が、臓器の血流減少をひきおこす危険を伴います。したがって血圧が高いからといっても、単に血圧を下げればよいというわけにはいかないのです。必ず医師の指示のもと治療を行います。

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